発信初心者の背中を押してくれる本「学びを結果に変える アウトプット大全」/樺沢紫苑
こんにちは、だんごです。
先日「アウトプット大全」を読みました。
本書にはアウトプットの方法が列挙されていて、目からうろこが落ちっぱなしでした。
その中でも、発信に関わるアウトプットについて書かれた部分は、僕が無意味に高くしてしまっていたハードルをグッと下げてくれました。
その意味で、本書は発信初心者の背中を力強く押してくれる本でもあります。
今回は「アウトプット大全」の中でも、発信することに注目してまとめてみました。
情報発信をするということ
著者は本書の中で、ネット上で情報発信することのメリットについて述べています。
フィードバック効果が高い
文章が上達する
緊張感が出る
情報と人が集まる
楽しい
発信した情報が人の目に触れると反応が生まれ、その反応から次へフィードバックすることが最高の学びになります。
アウトプットは最初こそ負荷が高く大変ですが、筋トレと同じように徐々に楽にこなせるようになってきます。
その実感こそが、まさに「自己成長」の1つの形です。
また、発信のために自分の中にある情報を形にすること・言語化することは、自分を見つめ、ぶれない芯を作っていく作業でもあります。
自分を何度も見つめて理解を深めていくことができる。
情報発信は外向きの行為であると同時に、内面を磨くことでもあるのです。
書くことは良質なアウトプット
ノートをとる
発信をするためには、まず情報を整理する必要があります。
頭の中の情報も同様で、ノートに書きだすことできれいに筋道を立てることができます。
それは思考の整理と同時に、情報を言語化するというアウトプットでもあります。
2週間で3回使った情報は長期記憶として定着しやすいと言われており、ノートに書きだすだけで1回実行できたことになります。
著者は、インプットした直後のアウトプットが一番効果的であると述べています。
本を読んだ後、映画を見た後、話聞いた後、インプットした情報が新鮮なうちに書きだしましょう。
そうしてまとめたノートは、感動や気づきが鮮明に保存された、自分だけのオリジナルの情報源になっていくでしょう。
情報は一冊のノートにまとめる
本書では、1冊のノートにまとめて書き残すことを勧めています。
メモ、日記、企画案など、情報によって書くものをバラバラにしていると、後々見返すこととが難しくなります。
奥野宣之氏の著書「情報は1冊のノートにまとめなさい」でも同様のことが述べられており、活用するためにも情報はまとめて集約しておくことが有効です。
ちなみに僕は書くものはバラバラですが、すべて画像として取り込んでOneNoteに一括保存しています。スマホやPCがあればいつどこでも見れますので、携帯性・保存性・検索性に優れた方法です。
本に書き込む
本を読んでいるとき、頭の中ではさまざまな情報が飛び交っています。
思い付きなどがとめどなく浮かんできますが、その情報を後で思い出そうとしてもなかなかうまくいかないものです。
本書では、ひらめきが消えるまでの30秒で書き残すことが良いとしています。
本を読みながらひらめきや思考をどんどん書き込んでいきましょう。
本を読んでいる瞬間の思考の軌跡は自分だけの大切なもの。
その情報は、発信のための大切な種になるはずです。
発信に必要なのは無理のないハードル
ブログなどで発信する場合、完璧なものを書き上げようとするあまり、いつまでも完成させられないという悩みがあります。
そうすると発信ができず、フィードバックもないのでいつまでも同じところから踏み出せません。
本書では、
“「30点の完成品」を、時間をかけて磨き上げる” ことを勧めています。
まずは30点で完成させ、1回目の手直しで50点、2回目の手直しで70点と、ブラッシュアップに時間をかけていく方法です。
堀江貴文氏も、著書「多動力」で同様のことを述べています。
見切り発車は成功のもと
5年間準備に費やして第1回のフェスを迎えるよりも、見切り発車でも、不完全でもいいからとりあえずやってしまって、5年間トライ&エラーを繰り返したフェスの方がクオリティも高く、お客さんも集まるものになるだろう。
僕はブログでの発信と、Photoshopで作った合成画像をSNSに投稿しています。
リライトや手直しを前提として公開し、フィードバックを得ることに意識を向けるようになりました。
完璧主義ではなかなか踏み出せません。
30点、50点で完成させてブラッシュアップしていくと考えるようになって、発信のハードルがすっと下がったのです。
まずは無理のない高さのハードルを準備して、どんどん発信してみませんか?
まとめ
今回は「アウトプット大全」から、発信について刺激を受けた部分をまとめました。
・ノートや本に書き込むこともアウトプットです。思考の軌跡を形にして、発信のための情報を整理しましょう。
・30点50点で完成させて、まずは発信してみましょう。発信の後にもブラッシュアップすることができますし、フィードバックが得られるので自己成長の速度が上がります。
文章を書く方、作品を作る方。
特に、外に向けた発信の経験が少ない方は、きっと本書が背中を力強く押してくれるはずです。
↓↓「アウトプット」の基本的なことについてはこちらの記事へ↓↓
学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)
- 作者: 樺沢紫苑
- 出版社/メーカー: サンクチュアリ出版
- 発売日: 2018/08/03
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