跳ねるだんご

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仙台から。日常、好きなことについてあれこれ書きます

自己成長のカギはこの本にある!「学びを結果に変える アウトプット大全」/樺沢紫苑

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こんにちは、だんごです。

 

「アウトプット」という言葉をよく耳にするようになりました。

そんななかで「アウトプット大全/樺沢紫苑」が脚光を浴びています。

この本には、日常におけるアウトプットの方法や考え方が列挙されています。

 

「アウトプットってそもそもどんなこと?」

「もっと成長したいけど何をしたらいいのかわからない」

「行動はしたいけどどうにもスタートが切れない」

 

今回はそう悩む方々に向けて、本書からアウトプットという言葉の本質について取り上げてみました。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

 

 

アウトプットとは

本書ではアウトプットとは「行動である」と定義し、知識を定着させるために必要なことであると述べています。

 

読む・聞くなどの情報を取り入れる行為をインプットと言いますが、

著者によると

“9割の人は読書をしたり、講義を受けたりしても、「わかったつもり」になっているだけで、実際は知識として記憶に定着していない”

のだそうです。

 

身体を動かして覚えた記憶は「運動性記憶」として長期記憶されやすくなります。

つまり、記憶を定着させるためにアウトプット(行動)することが必要なのです。

「分かったつもり」を脱し、「自己成長」のためにアウトプットをしていきましょう。

 

アウトプットの基本法

基本法則1:【2週間に3回使った情報は、長期記憶される】 

人間の脳は重要な情報は長期記憶として保存する一方、使われない情報はすぐに忘れるようにできています。

脳に重要な情報と判断させる目安は、2週間で3回以上アウトプットすることだそうです。

 

基本法則2:【出力と入力のサイクル「成長の螺旋階段」】

自己成長にはインプットとアウトプットの繰り返しが大切です。

このサイクルを継続することで実現できる成長を、著者は螺旋階段を上って行く様子に例えています。

 

基本法則3:【インプットとアウトプットの黄金比は3:7】

コロンビア大学の心理学者アーサー・ゲイツ博士の実験によると、インプットに時間をかけるより、その2倍近くの時間をアウトプットに費やした方が知識が定着するという結果が出たそうです。

著者の調べによるとインプット中心の学びを行う人が大半とのことで、アウトプットの割合を以下に増やせるかが自己成長のカギといえそうです。

 

基本法則4:【アウトプットの結果を見直し、次にいかす】

インプットとアウトプットをしても、やりっぱなしでは成長につながりません。

大切なのは、次のサイクルに移る前のフィードバックです。

アウトプットで得られた結果を見直し、失敗には対策を、成功にはさらに工夫をすることで、確かな自己成長を実現できます。

 

 

まとめ

アウトプットとは行動であること、自己成長を実現する手段です。

著者は“「現実」はアウトプットでしか変わらない”と述べています。

本書ではアウトプットについて、80の実践法と7つのトレーニング法がまとめられています。

「もっと成長したい」「行動はしたいけどどうにもスタートが切れない」

そんな人達の背中を力強く押してくれる一冊です。

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)

学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)