【Photoshop】作った画像振り返り5
今回は、映画「インセプション」のような街の表現、動物の合成、サイボーグ的描写をテーマに作った3つの画像の振り返りをしてみる。
街クジラ
街の画像を重ねて、映画「インセプション」のような表現をしてみたかった。
この画像では、中央から奥へ走る道路がうまく奥行きを作ってくれている。
合成で非現実的な空間ができたので、さらにもう一押しと空飛ぶクジラを配置してみた。
絵に動きをつけようと思い、クジラの動線を水の動きで作ろうと考えた。
水のレイヤーを配置してマスクで透明化し、煙ブラシで軌跡を描写してみた。
しかし、水の動きがあるうえに色味が強い画像を選んでしまったため、ブラシで描いた濃淡が目立たずに見づらくなってしまった。
最低限の軌跡の形は描けたので、遠近感のある動線は一応表現できたとは言えそうだ。
目的に合った素材選びの反省は次に活かしていこう。
非現実的な街の構図はインパクトが強い。
トリックアートのように見事に表現された作品は多いので、参考にしていきたい。
今回の画像は、サムネイルで見るとクジラではなくマンボウに見える気がする。笑
虎の威(×)衣(〇)を借りるキツネ
動物の合成で、可愛いのを作ろうと思って仕上げた画像。
自信満々で彼女に見せたところ、「え、気持ち悪い・・・」とバッサリ。
バランスの悪いヘンな生き物に見えたらしい。
可愛いと思ったのに、残念だ・・・。
左の空間が空いていたので、[フィルター]→[描画]→[逆光]と操作して太陽を追加してみた。
今回は「取りあえず置いてみた」という感じである。
陰影を強調したり、グラデーションをつけたりと工夫して、もっと幻想的な空気を出せるように勉強したい。
もう1つ、狐に白い息を吐かせるというアイデアがあったが、雪と同化してしまって表現できなかった。こちらも表現を勉強してテクニックの引き出しを増やしたい。
サイボーグ
人を機械に変える合成は、僕のやりたいことの中でもトップクラスのものである。
前にやったときはただ素材を並べるだけだった。
今回はいくつか新しいテクニックを試しつつのリベンジだ。
※元画像
チャレンジするのは「肌の質感」、「パーツの切れ込み」、「内部の機械の描写」。
さしあたって、YouTubeのチュートリアルをいくつか参考にしてみた。
参考にした動画では、肌はマットな質感にしていたが、今回はツルツルした感じにしてみたかった。
「ガウスぼかし」を使って肌をレタッチした後、フィルターの描写で「ラップ」を選択。
彩度を落としていってマネキンのような質感にしてみた。
パーツの切れ込みは、パスで囲って塗りつぶしたが、非常に手間だった。
次は、パスにそってブラシを適用する方法を調べて実践したい。
また、切れ込みの断面に影をうまく表現できなかったので、立体感が薄くなってしまった。
動画では「レイヤースタイル」を使って描写しているようだ。
もう一度見直して練習してみようと思う。
内部の機械の描写は案外簡単である。
機械のレイヤーを切れ込み描写レイヤーの上に重ね、クリッピングマスクを適用した。
明るさを調節し、別レイヤーで点灯ランプをブラシで描きこんだ。
肩のナンバーはレイヤースタイルで凹凸を付け、遠近法と自由変形で肩の形状に合わせた。
サイボーグ描写のチュートリアルは英語のものが多いが、どれも参考になる。
まだまだやってみたい描写があるので、さまざまなテクニックをもっと身に着けたい。
まとめ
合成で作った画像がそこそこ増えてきた。
同じようなテーマに、新しく覚えたことを使ってチャレンジできるようにもなってきた。
覚えたテクニックが増えたことを実感できると、作品作りがますます楽しくなる。
やはり、楽しく実践することが効率のよい勉強方法であると感じている。